実は比べているものが違う
夜勤を増やすことは、
元手そのものを増やす行動
です。
投資は、
すでにある元手を運用する行動
です。
そのため、本来は二者択一ではありません。
投資するお金がまだない人にとっては、運用利回りより先に「毎月いくら余らせられるか」が重要です。
看護師の夜勤手当はどのくらい?
日本看護協会の2024年度調査では、正規雇用フルタイムで夜勤をしている病院勤務者について、2025年1月に夜勤回数に応じて支払われた手当総額は平均4万3,806円でした。
非管理職スタッフでは平均4万7,229円です。
また、二交代制の夜勤回数は平均4.2〜4.4回程度でした。
もちろん病院・勤務体系によって大きく異なります。
毎月3万円の余裕を作れると仮定する
ここでは「夜勤1回=3万円」という意味ではありません。
あくまで、
何らかの方法で毎月3万円の余裕資金を追加できた
という比較です。
10年間、現金で貯める
3万円 × 12か月 × 10年
=360万円
10年間、毎月3万円を積立投資
| 想定利回り | 10年後 |
|---|---|
| 0% | 約360万円 |
| 年3% | 約419万円 |
| 年5% | 約466万円 |
※毎月末積立・月次複利の単純計算。
※税金・手数料等を考慮していません。
※将来の運用成果を保証するものではありません。
投資による差は10年かけて生まれます。
一方、「毎月3万円を作る」効果は最初の月から3万円です。
だから若いうちは「入金力」が強い
資産100万円を年5%で1年間運用しても、単純計算で増加は5万円程度です。
一方、毎月1万円多く貯められれば年間12万円。
資産が小さい段階では、
利回りを1%上げることより、毎月の余剰資金を増やす方が影響が大きい
ケースがあります。
では夜勤を増やせばいい?
ここでお金以外のコストが出てきます。
夜勤には時間と身体的負担があります。
夜勤・交代勤務を行う看護師について、睡眠の質や眠気との関連を検討した研究もあります。
ただし、夜勤をすれば必ず健康を損なう、という話ではありません。
勤務回数、勤務体系、睡眠、体調など個人差があります。
重要なのは、
夜勤手当だけを見て「無料で収入が増えている」と考えないこと
です。
その収入には、自分の時間と労働が使われています。
一番強いのは「収入UP × 長期運用」
資産形成だけなら、
夜勤を増やす
vs
投資する
ではなく、
余剰資金を作る
↓
その一部を長期で運用する
方が自然です。
ただし夜勤を増やし続けることが自分に合わないなら、
転職
基本給アップ
資格
副業
など別の収入アップ方法もあります。
Nurse Life+の結論
資産がまだ少ない段階では、「何%で運用するか」より「毎月いくら残せるか」の影響が大きくなりやすいです。
ただし、夜勤を増やす方法には時間と負担があります。
今の自分の体力を使って稼ぐ方法
と
時間を味方につけてお金を育てる方法
を組み合わせる。
その方が、どちらか一つに賭けるより現実的です。
